千組千曲選 No.0078 Emperor / The Acclamation of Bonds

Emperor / The Acclamation of Bonds

楽曲属性

Sランク 1990’s Metal (Black) ノルウェー

Emperorはノルウェーのブラックメタルバンド。ノイジーな典型的ブラックメタルからキャリアを開始。壮大なキーボードアレンジやプログレ的な展開も取り入れるなど、様々なジャンルを取り入れブラックメタルの可能性を広げ、その名の通りブラックメタルの帝王と称されるようになりました。

“The Acclamation of Bonds”は1997年のアルバムAnthems To The Welkin At Dusk収録曲。アルバム毎に作風が異なるため一曲を選ぶことが非常に難しいバンドなのですが、ヤケクソ的に盛り上がるキーボードメロディと暗鬱な展開の対比が、彼ららしさを象徴していると思えるのでこの曲を。

メロディアスさや暴虐性でそれぞれ彼らを超えるバンドは存在しますが、それを高い次元でまとめ上げた手腕と、決して一流では無いながら聴き辛さは脱したプロダクションで、ブラックメタルの入り口として今でもおすすめできるバンドです。

アルバムの邦題は闇の讃美歌。この曲の邦題は絆。
Emperorはこんな曲もおすすめ

“Inno a Satana” シンフォニックブラックの先駆的名曲。
“Curse You All Men!” ストレートなタイトル、清々しいほどブラック。
“Empty” プログメタル的な変容を遂げつつも、オリジナリティが光る。

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