千組千曲選 No.0015 ドヴォルザーク / ピアノ五重奏曲第2番 イ長調 作品81

Dvořák, Antonín Leopold / Piano Quintet In A, Op. 81

楽曲属性

SSランク 19世紀 Classical チェコ 室内楽

チャイコフスキーと並ぶクラシック界キャッチーメロディメーカーの巨星ドヴォルザーク。どんな作品にも初めての時から耳を惹く旋律が必ずある(少なくとも私が聴いた限り)という点で、この両雄は別格の存在です。

“ピアノ五重奏曲第2番 イ長調 作品81”は1887年に作曲。正統的な楽曲構成力と彼らしい民族色が遺憾なく発揮された作品で、また数あるピアノ五重奏曲の中でも特に親しみやすい名曲です。中でも第三楽章のスケルツォ(フリアント)はどの演奏でも5分弱という短さながら、その魅力を凝縮して伝えてくれる不朽の楽章だと思います。

弦楽四重奏+ピアノという構成なのに今一つ世間的にはマイナーな感じがするピアノ五重奏曲ですが、この曲を取っ掛かりにその世界へ入っていくと、とても親しみやすい世界が広がっていると思います。(私が室内楽で最も好きな形式というだけかもですが)

こんな要素が好きな方におすすめ

ピアノ 室内楽 弦楽器 華やか 民族色 

パヴェル・ハース四重奏団の録音はどれも好きですが、特にこれは別格的に大好きです
ドヴォルザークはこんな曲もおすすめ

“交響曲第7番 ニ短調 作品70” 渡米以前の曲の中では最も好きです
“交響曲第9番 ホ短調 作品95『新世界より』” 言わずもがな、ですね
“チェロ協奏曲 ロ短調 作品104” こちらも何も言うことはない位の名曲

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