Chroming Rose / Louis XIV
楽曲属性
Sランク 1990’s Metal (Melodic Power) ドイツ
Chroming Roseはドイツのメロディックパワーメタルバンド。ハロウィン以降のジャーマンメタルの典型と言ってよい名曲を生み出したバンドですが、やや独特なセンスを持つがゆえに音楽性は拡散していき、その後は大きな支持を得られなかったことが残念でした。
“Louis XIV”は1990年の同名アルバムLouis XIV収録曲。イントロの重奏からサビ手前まで主張の激しいギターが勇壮なコーラスに入る前にさっと引っ込むところとか、ライブで観客が叫ぶであろうアジテーション的なパート、一旦静まってから最後のコーラスへの突き進み方など、見事な構成力を見せる名曲。時々ずっこける様な音が飛び出したりするのはご愛敬。
メジャーなロックシーンにはあまり縁が無い音ですが、センスに任せたやりたい放題がうまく結実した奇跡のような一曲。
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“10,000 Miles” アメリカのアングラエピックメタルにも通じるセンス
“Heroes Of The Modern World” クセになるヘンテコ感がうまく作用した疾走曲
“Love” 最後はメロディアスハードロックへと変貌したけど、やはり捨て難い魅力がありました
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