千組千曲選 No.0133 モーツァルト / レクイエム ニ短調 K.626

Mozart, Wolfgang Amadeus / Requiem in D minor, K.626

楽曲属性

Sランク 18世紀 Classical オーストリア

モーツァルトはオーストリアの作曲家。天才と称されることに疑いようのない音楽家で、数々の後世にも残る楽曲を作り出しました。全626曲の作品中19曲しか作られなかった短調の作品を聴くたび、時代が違えばこの才能はどんな音楽を生み出していただろうかと戦慄します。

“レクイエム ニ短調 K.626”は1791年に亡くなった彼の未完の絶筆。レクイエムの主題の絶望的な荘厳さ、ドラマティックに盛り上がる怒りの日、すすり泣きが聞こえそうなラクリモーサ等、聴き所満載の名曲。私は補筆部分にあたる終盤の少し明るい曲調も好きです。

未完ゆえに補筆の部分を巡っては様々な議論や改訂が行われています。私はジュスマイヤーを貶める向きがどうも気持ちよくない(全体を完成してくれたのに)ので、ジュスマイヤー版で録音も非常に良好なヘレヴェッヘ盤(1996年)を音源のおすすめとさせて頂きます。

Youtubeにヘレヴェッヘ盤の音源が上がっていましたので怒りの日をどうぞ
モーツァルトはこんな曲もおすすめ

“交響曲第25番 ト短調 K.183” やはり『アマデウス』のインパクトが凄い。第四楽章も荘厳でよい。
“ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450” 名曲揃いのピアノ協奏曲、数ある長調の中ではこれが一番好き。
“ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466” ピアノ協奏曲で一番、短調の完成作品としても最高の作品。

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