今年は全然更新しなかった!いつも通り!来年も忙しくなるから多分更新できない!だから最初に謝っておきます!
・・・ごめんなさい。でも毎年恒例としてこの企画だけは続けていきたいと思います。というわけで年間総括企画、2024年に発表された音楽の中から個人的ベストソング選出です。毎年のことながら新しい音楽に触れる機会が少なくなっているため、ジャンルに偏りがあることはご容赦ください。今年のヘヴィメタルはプログレ系ばっかりかも。
M-1についても今年は子供と一緒に初めて劇場にも行けてお笑い熱が高かったので、再び備忘録的に書き留めておきたいと思います(ネタ動画は消えて寂しくなるので今回は名前だけで)。
2024年ベストソング十選(ゆるくお気に入り順)
Blood Incantation / The Stargate
2曲で44分弱のアルバムAbsolute Elsewhereから1曲目。当然2曲目“The Message”も最高で、今年聴いた音楽作品の中ではぶっちぎりでハマったアルバムでした。
各所で大絶賛を受けた2ndアルバムHidden History of the Human Raceでデスメタルからのプログレアプローチを最高峰の形で突き詰めた彼らが、アンビエントな実験作Timewave Zeroの要素を盛り込んで次作を制作するであろうことは誰しも予想していたわけですが、ここまで1970年代プログレの旨味を凝縮してくれるとは・・・本当たまりませんぜ、じゅるり(涎
デスメタラーよりも雑食系プログレおたくに評価してほしい作品。この曲はKing Crimson+Pink Floyd+Emperor(Ihsahn味)+Tangerine Dream+Gentle Giant+Between the Buried and Me+人間椅子ってな感じです。あれ?デスメタル要素どこいった?(2曲目はデスメタル味しっかりあります)
As I Lay Dying / Burden
復活した前作が彼らのキャリアどころかメタルコア史上最高のクオリティで、ゼロゼロ年代当時メタルコアにイマイチ乗り切れなかった私をも熱狂させてくれた彼らの一曲。
黄金期ラインナップだった前作からTim Lambesis(Vo)とPhil Sgrosso(Gt)のみが残り、他はヘルプのような編成での新曲だったものの、前作に勝るとも劣らない勢いと劇的な展開のアズレイ印メタルコアナンバーで大満足!11月に発売されたフルアルバムも流石のクオリティで、私の中では確実に当時よりも今が最も熱いバンド!
・・・と思っているのですが、アルバム発売前の10月にランベシス以外のメンバーが全員いなくなるというね。前科の問題で来日は絶望的だし、次はまた何年後かの音沙汰となるのでしょうか。
Fleshgod Apocalypse / Morphine Waltz
昨年はトラブルで中止となるところを無料公演という“神”対応をしてくれたフレゴ様の新作より。彼らももはやフレゴというジャンルとしか言いようのないブルータルでクラシカルで耽美的なヘヴィメタルを確立しており、正直新鮮さはありませんが毎回のクオリティの高さには唸るしかありません。
今年ようやくサービスインした日本版Qobuzで真っ先に購入したのも彼らの“No”。なぜか日本ではずっとハイレゾ販売が無かったので、サービス開始そのものよりもそのことを喜んでおりました(笑)
Opeth / §3 (The Last Will and Testament)
「ミカエル、デス声戻すってよ」という声に釣られて昔のオーペスを期待する人のなんと多いことか!まあ当然彼らが音楽性全てを戻すはずもなく、ここ数作からの順当進化を感じさせるアルバムでした。でもこれ、普通に聴いてとても良いですよ。私にはここ数作で一番気に入りました。
この曲だけ取り出して聴いてみてください。これもう完璧イタリアン暗黒プログレの系譜でしょう。Blood Incantationと同じく純粋なメタラーよりも雑食プログレッシャーに届けたい作品。
ところで私の頼んだBox Setはいつ届くのでしょう・・・(´・ω・`)(音源はQobuzで買ったのですが・・・)
Persefone / One Word
こちらも「外さない」バンドの一つ、ペルセフォネによるEP、Lingua Ignota: Part Iより。長年ボーカルを努めてきたMarc Martins脱退という不安要素も、前任者に劣らぬ迫力を持つDaniel R. Flysのパフォーマンスで払拭。続編(次はフル?)も楽しみになる充実振りでした。
Scar Symmetry公演のスペシャルゲストとして今年来日していたのですが、正直Persefone目当てで行くにはバンド数が多く、おっさんは二の足を踏んで行けませんでした。仕方ないところはあると思いますが、できれば単独公演でたっぷり観たいバンドです・・・
Bruce Dickinson / Afterglow of Ragnarok
Roy Z!生きとったんかワレ!!ということでブルース×ロイのアルバムとしては19年振りとなるThe Mandrake Projectから先行として発表された一曲。ミッドテンポでじっくり盛り上がるいぶし銀の魅力があります。
正直に言ってThe Chemical WeddingやTyranny of Soulsというメタル史に残るような大傑作に比肩する内容ではありませんが、アルバム全体もなかなかの出来で楽しめました。近年のメイデン作品もそうですが、もう少し緩急の急の部分に力が欲しいなあと感じます。
Dark Tranquillity / Unforgivable
久々にダートラ流メロデスのアグレッションが復活した一曲。アルバムEndtime Signals全体のサウンド傾向はここ数作のちょっと落ち着いた流れにありますが、この曲はちょっと昔を思い出す感じでオッとなりました。やっぱりこういうの、好き。
サビ裏のオブリを聴くとThe Halo Effectからの逆輸入的影響もあるのかな、と。あちらはあちらで新曲の方向性が全く変わっていないので、メロデス老人会の私は来年のフルアルバムも引き続き期待しています。
Shaboozey / A Bar Song (Tipsy)
今年の流行りもの枠、まずはアメリカで19週間もの間Hot100で一位を飾ったこちらの一曲。素朴なカントリーに緩いヒップホップを混ぜた曲調は実に心地よく響きます。何気にBandcampに置いてあったことも嬉しいポイント(変な価格差がなく世界で同価格なので)
白人文化と黒人文化の融合的なところがハマったのか、何故ここまでヒットしたのかはアメリカ社会に生きていない者には分かりかねますが、良い曲流行っているなあと素直に楽しみました。一曲だけの再生回数なら私も今年これがトップかもしれない・・・
Creepy Nuts / 二度寝
今年の流行りもの枠その2、子供たちには“Bling-Bang-Bang-Born”でしたが流行語大賞になったのは“ふてほど”。ドラマ自体はちょっと私には物申したい気持ちがあって楽しめなかったものの、主題歌となったこの曲は素晴らしかったです。最高のラップに最高のトラック、涙腺に来ます。
カラオケも好きな我が家の今年カラオケで歌ったランキング一位。息子(6歳)も早口のところは難しいながら、結構歌えるようになりました。子供に「いつかのお利口さん」と言われる・・・グッとくるぜ!(変態)
Judas Priest / Devil in Disguise
最後はメタルゴッドの絶賛相次ぐアルバムInvincible Shieldから、特に評判の良い最初3曲の次に始まるこの曲を。決して逆張り的なチョイスではなく、私にはこの曲が最も過去と現在の美点をうまい具合に融合できており、新たな魅力をも感じさせていると思います。ギターソロに注目!
私は正直、あまりにもセルフパロディー的すぎて最初3曲をあまり楽しめないのですよね・・・。でも全体的なレベルはここ数作で一番高く、年齢云々関係なしに下駄抜きで評価される作品クオリティを今時点で生み出す力にはひれ伏すしかありません。
以上、今年のベストソング十選でした。選んでみると意外にあれもこれもあったなあと気付くのですが、絞り込んだ方がダラダラしなくてよいと思いますので一旦区切りをつけます。来年以降も悩むくらい音楽を聴いていけるように・・・なればいいな。
おまけ:M-1グランプリ2024 勝手にランキング BEST5 & more
最初に書いたように息子と家族3人で遂に劇場でお笑いを観ることができた記念すべき年となりました。生の空気に揉まれて息子のお笑い偏差値がどんどん上がる・・・かどうかは分かりませんが、とりあえずテレビでもお笑いが一緒に見られるようになってよかったです。まあ息子が一番好きなのは今時点だとドリフですが(その普遍的な魅力はやっぱりすごい)
それでは今年もお笑い好き一家の備忘として、敗者復活戦~最終決戦に出場された方々からBest5を挙げたいと思います(今年はコンビ名のみでランキング)。追加で勝手に特別賞も。
1位 令和ロマン
昨年を上回る圧巻の技術/笑いの量で家族全員納得の連覇でした。最終決戦ネタの方がこれまでの彼ららしいコント漫才でそこも磨きをかけつつ、喋くりでも情景を浮かび上がらせる言葉運びの上手さはもう世代で抜きん出ている存在ですね。くるまさんの面白さは言わずもがなですが、何気にとても騒がしくなっても聞き取りやすいケムリさんのツッコミも大きな武器と感じます。
彼らももう出ないと話しておりますが、正直M-1は他の方に夢を見させるためにこれからは絶対に出てほしくないと思います(笑)
2位 真空ジェシカ
一本目は真空ジェシカの魅力を最大限に詰め込んだ最高のネタに仕上がっておりました。昨年と同じく一番私が笑ったネタを挙げるとすれば彼らが1位だと思います。
ただあくまで好みの問題ですが、私は間で笑わせる2本目のネタはちょっと厳しいなと感じました。もちろん面白くはあるのですが、1本目のように計算された構成ににじみ出てくる狂気の裏切りの妙味を味わった後だと、展開が薄く感じてしまったのですよね。アンジェラアキと長渕だけでは食い足りないと。
年々順位を上げて最終決戦にも進めたので、是非来年も爆発に期待します!
3位 エバース
昨年の敗者復活戦で注目され、満を持しての本選突破。昨年はネタ自体のテーマが個人的にあまり好みで無かったのですが、今回は素直に笑えるネタで実力もしっかり発揮されていたと思います。最初のツッコミワードは今大会のナンバーワンツッコミでした(ちょっと聞き取りにくかったようでしたが)
今回惜しくも最終決戦進出を逃しましたが、上位4組は誰が上がってもおかしくないと感じましたので、来年はきっと大本命となるでしょう。
4位 スタミナパン
いや、正直彼らが決勝に出ない理由が分からないですよ?私は。まあ内容的には子供に見せたくないものでしたが(でも笑っていたけど)、彼らのネタはキャラ味も入れつつ結構しっかり構成されているんですよね。本当に嫌そうで鋭いトシダさんのツッコミ、大好きです。
来年こそは決勝出てほしいなあ。もう少し女性にもウケる題材であればいける気がするのですが。頑張ってほしい!
5位 バッテリィズ
本大会で一番会場が沸いたのは彼らの1本目だと思います、それは間違いない。あとは個人的好みということでこの順位に。2本目は流れが1本目そのまますぎて、素人考えで恐縮ですが少しくらい裏切りの笑いがあってもよかったのではないかと。でも間違いなくブレイクされて、爪痕を残されたと思います。
なんかバカ漫才の復権という声がありますけど、バカキャラって今でも別に珍しくないのでは・・・?(錦鯉だってその系譜かと)ただ好感が持てるバカキャラなので、今後バラエティーで活躍されるとよいですね。
特別賞① 今夜も星が綺麗
1組目は知らなかったで賞。三福さんの変人キャラがなかなか良い感じにハマっておりました。ネタの始まり的にはオクムラさんの方も明らかにおかしいのに(目的地的に)、そこをあまり深く使わなかったのはもったいなかったかと。でも気になるお二人でしたので、これからもネタが観てみたいと思いました。
特別賞② トム・ブラウン
2組目は唯一無二賞。まあ正直今回のネタは途中の動きが繋がっていなくて粗かったと思いますが、彼らはこれでよいでしょう。みちおさんの「悔いなくできました。楽しかった」は不覚にも涙腺に来ました。これからもネタをやり続けてください!
特別賞③ フースーヤ
3組目はここまでいけば文句無いで賞。下らなさが限界突破しているそのスタイルは毎年必ず何かしら頭に残ります。彼らも決勝の舞台で暴れてほしい。もう漫才だとかどうだとか、考える気力をどんどん奪いに来てほしい。子供○○○○○ー!大人○○○○ー!ばばあ○○○○ー○!(※ネタを書いては失礼なので伏字)
まとめ
というわけで年間まとめ企画、今年も無事終了しました。来年も素晴らしい音楽、楽しい笑いに出会えますように。ご覧いただけた皆さまに感謝を。それではよいお年を!
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