Miles Davis / All Blues
楽曲属性
Sランク 1950’s Jazz アメリカ
Miles Davisはアメリカのジャズミュージシャン/トランぺッター。現代のジャズを語る時に絶対に避けて通れない巨人で、プレイヤーとしてもプロデューサー的な立ち位置としてもシーンに大きな影響を与えました。モード・ジャズやクロスオーバーは彼の挑戦が無ければ隆盛は無かったでしょう。
“All Blues”は1958年のアルバムKind of Blue収録曲。リズミカルな8分の6拍子と特徴的なベースラインに乗せて、各楽器のソロが延々と紡がれていくナンバー。マイルス/コルトレーン/キャノンボール/エヴァンスというとてつもないメンバーが淡々と現れて消えていく、特上に贅沢な一曲です。
十代の頃はほとんどジャズに食指が動かなかった私ですが、年を取るに連れて段々とその気持ちよさが理解できるようになりました。その取っ掛かりとして浅い経験の中で気持ちを捕まえてくれたということで、やはりマイルスの求心力は凄いものがあると思います。
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“The Man I Love (take 1)” 才能のぶつかり合い。後半のペットが気持ちよくて好き。
“Tune-Up/When Lights Are Low” 性急な前曲からどっしりとした後曲への流れが良い。
“The Doo-Bop Song” ヒップホップジャズ。奇をてらうわけでなく、意外に良いです。
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