千組千曲選 No.0003 槇原敬之 / 太陽

千組千曲なんてやろうとする位ですから私もそれなりに多くの音楽を聴いてきたわけですが、心を打つメロディーを作るということにおいて、世界的に見ても槇原敬之さんは突出した存在だと思っています。

“太陽”は2000年の同名アルバム太陽収録曲。1999年に覚せい剤取締法違反で逮捕された後、1年余りの活動休止を経て発表された作品で、収録曲全体のクオリティは正直1990年代の作品群には及ばないと感じましたが、このタイトルトラックだけは当時から今でも、私の中で特別に響く名曲です。

1コーラス目はあえてボーカルに処理をして暗闇を行く雰囲気を出しておりますが、2003年に発売されたDVDオーディオ盤はその処理が無いリミックスとなっておりました。今となっては入手も難しいし再生環境も面倒なので、せめてSACDで出してくれないかなあと待ち続けています。