Jポップ/ロックの名曲 ~ビーイング編~ 千組千曲選No.0237-246

千組千曲選テーマ別まとめ第五弾は日本のポピュラー音楽シーンから、ビーイング系の名曲を10曲紹介します。

いきなり1990年代どメジャー路線に行きますが、これも括りを探していたら偶然思い当たったという行き当たりばったりな感じで進めています。

ビーイング系って何?という方は、これまたwikiの説明をご参照ください(丸投げ)というところですが、一応大雑把にまとめるとこのような理由で親しまれる/懐かしむ方が多い括りです。

ビーイング系が支持される理由
  • テレビの全盛期とも被り、タイアップに積極的でみんな思い出せるフレーズがあるから
  • 団塊ジュニア~ロスジェネにとって思春期~青春~20代の時代を思い出すから
  • タイトルがサビと連動して思い出しやすく、カラオケとの相性が非常に良かったから

ビーイング系は作曲家やプロデューサーに専属で活躍された方が多く、その繋がりで追いやすいのも親しみやすい理由の一つです。私にとって思い入れある曲のチョイスですので必ずしも王道ヒットばかりではありませんが、ビーイング系が好きな人間の一つの参考としてご覧頂ければ幸いです。

目次

ビーイング系名曲選 A to Z順

B’z / Easy Come, Easy Go!

1990年の楽曲。緩やかで甘い曲調と優しく語りかけるような詞とボーカルが心の中の乙女をメロメロにする名曲です(※筆者はおっさんです)

ビーズは洋楽を拝借しちゃう(明石昌夫さんもインタビューであっけらかんと認めていました)ことがあって正直昔の私は否定派でしたが、ある時期から彼らはアレンジの達人なんだ、という感じでにこやかに聴くことができるようになりました(笑)この曲なんてAメロはDeep Purpleの“I Need Love”ですよ。なんであんなマニアックな曲をここまでメジャーにできるのか、本気で凄いと思います。

この二人はとりあえずロックスター然とした格好良さがある

DEEN / Memories

1993年の楽曲。恋の未練を引きずる詞を乗せた翳のある楽曲を、お洒落なアレンジで聞かせるアップテンポナンバー。シングルとしては当時の彼らの中では少し劣る売り上げでしたが、私にとっては初めて聴いて以来ずっと大好きな名曲です。

大黒摩季さんの存在感あり過ぎるコーラスも聴きどころ。というかこの曲、参加者がビーイングオールスターズ的な豪華さで凄いです。

最近蕎麦の話で出てくることが多いけど、本職の美声は健在

FEEL SO BAD / Ready or not

1993年の楽曲。EARTHSHAKERのマーシー(西田昌史さん)プロデュースで発表したデビュー曲で、ビーイングというよりジャパメタの系譜を受け継ぐ正統派ハードロックナンバー。

マニアックな方向性が多く、あまり一般的なヒットに恵まれなかったグループですが、12ヵ月連続でアルバムリリースなんてこともやっていました。まさにCDバブル時代、という印象ですね。

正直こういうストレートなハードロックを続けてほしかった

FENCE OF DEFENSE / 時の河

1991年の楽曲。アニメ横山光輝三国志のオープニング曲で、中国風の味付けがいかにもという感じの雄大なハードポップです。

彼らもビーイング系の中では大ヒットしたとは言いにくいですが、北島健二さんのギターやロックとテクノをミックスしたサウンドなど、マニアにはニヤニヤできるような要素が多くて結構好きなグループです。(まあ正直もっとストレートなサウンドの方がよかったのではという気もしますが)

アニメ視聴当時は本人たちを全く観たことなかった・・・

小松未歩 / 氷の上に立つように

1998年の楽曲。マイナー調のサビと穏やかなAメロの対比が特徴的な”小松節”を最も感じる曲。

デビュー曲さながら“謎”だらけのアーティストで、様々な覆面説もありました。結局一度もライブ活動等することなく、そのまま活動を停止されています。一度はその数ある名曲を生で聴きたかったという方も多いのではないでしょうか。

ありそうで無かった感じの小松節は当時結構ハマったなあ

大黒摩季 / ら・ら・ら

1995年の楽曲。明るく希望的な曲調と合唱を誘うスキャットのサビが美しい名曲。しかし歌詞だけを読むと結構怖い歌です(笑)

1990年代のビーイングを代表するSSWであり作曲家の一人である彼女。何よりその声こそが“ミズ・ビーイング”と言いたくなる唯一無二の存在感を放っています。DEENの“Memories”でのコーラスのように主役を食う勢いのコーラス客演を探していくのもビーイング中毒者なら一度は辿る道、かも?

なんか凄い文言が書かれているベストだな(笑)

T-BOLAN / 傷だらけを抱きしめて

1993年の楽曲。アップテンポで哀愁を振り撒くサビが美しいロックナンバー。8cmCD時代には珍しい両A面シングルでした(1曲目は“刹那さを消せやしない”)。

BOØWY直系のサウンドで森友さんのボーカルはかなり氷室ックめいていましたが、ストレートに良い曲が多くて好きなバンドでした。なんと今年(2022年)28年振りのオリジナルアルバムが出たそうです。

ピリオド、打てるさ~がすごく”ぽい”ポイント

TUBE / ガラスのメモリーズ

1992年の楽曲。テンポを変えれば演歌にもなりそうな位濃厚こってりとした情念を感じさせる、当時小学生の私が即8cmシングルを購入決意した思い出の名曲です。(親になんでこんなおっさん臭い歌聴くんやと言われましたがw)

夏と言えばチューブ!なんてもう正月と言えば染之助染太郎みたいなオールドファッションな感覚でしょうが、これだけ季節が巡る度に盛り上がるアーティストがいたということは、幸せな時代だったのではないかと今は思うのです(おっさん的感慨)

これも気持ち的にはSランクだな(聞きほれるわあ)

WANDS / 明日もし君が壊れても

1998年の楽曲。坂井泉水さんの作詞とビーイング全盛期の終わりに作曲家デビューした大野愛果さんの作曲で作られた名バラード。和久二郎さん(現:松元治郎さん)の熱唱が心に染み入ります。

個人的に第三期WANDSは大ヒットを飛ばした第二期より好きな曲が多く、当時世間的に拒否反応が強すぎて不遇な印象だったのが残念でした。WANDSと名乗らずに新Gとしてだったら素直にもっと人気が出た気がします(もっとも名乗らなければ過去の曲が使えなかったからかもしれませんが)

ビーイング自体も勢いが落ちていたので仕方なかったのかもしれないが・・・

ZARD / 負けないで

1993年の楽曲。まんまと中学入試時点でこの曲を自分の応援歌としていた私。素直な少年時代の1ページだなあ(照)

反感を買うことを恐れずにあえて言いますが、坂井泉水さんって歌は全然上手くないですよね。めちゃくちゃそっくりな柴山サリーさんのものまね(彼女はマジであれで日本中周って金稼ぎまくれると思う)を聴くと、あの不安定さが足りない!って逆に思えました。いや、だからこそ人を惹きつける魅力があったと肯定的に思っているのですが・・・

多くの人にとって特別なスターであったのは間違いない

以上、10曲をご紹介させて頂きました。

他にも思い出せるアーティストはまだまだいるのですが、千組千曲選としてはこの辺りで。

また企画離れて90年代カラオケレパートリー選とかやってみたい気もします(ビーイング系がもっと出てきそう)

SS/Sランクで本項に関連する楽曲

既にSSランク&Sランクで紹介している楽曲で本テーマに沿ったものをご紹介します。

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